登壇企業検索

企業情報

会社名 有限会社カマタテクナス
代表者名 鎌田 勉
所在地 〒8160087 
福岡県福岡市博多区三筑1‐1‐25
URL http://www.kamatatechas.co.jp
メールアドレス taka@kamatatecnas.co.jp

登壇内容

タイトル 圧縮空気清浄器「WELLAIR」
登壇日 2000.09.19
事業区分 新製造技術(省力化含む)
目的 販路拡大
キャッチフレーズ
事業概要 産業の省力化・自動化に欠かせない空気圧の清浄化をノンフィルター・メンテナンスフリーで行うことの出来る画期的な圧縮空気清浄器「WELLAIR」の販売・応用製品の開発
新規性 Ⅱ.事業の内容

①圧縮空気とは?
圧縮空気とは、コンプレッサによって圧縮された空気(大気)のことをいい、今日では、あらゆる製造・加工型産業(一般機械・輸送機械・電気機械・産業用ロボット・精密機器など)」の自動化・省力(人)に欠かせないエネルギーとして広く利用されている。

②ドレンとは?
圧縮空気を作る時には、空気(大気)は圧縮する際に高温になる。その空気が自然に冷却されると、含みきれなくなった水蒸気が水となりコンプレッサの潤滑油・ゴミ等と混じって「ドレン」と呼ばれる廃液が生じる。このドレンがエアーを動力とする機械に付着するとトラブルの原因となる。
 ●例えば、ここで温度20℃・湿度65%の空気を30馬力のコンプレッサで圧力7kgf/cm・80℃まで圧縮して6時間運転したとする、この作られた圧縮空気がすべて常温の20℃にもどると14Lの水が生じることになる。

③ドレンによる問題
圧縮空気によって作動する機械にドレンが付着すれば故障・誤作動の原因となり、製品に付着すれば不良品となる。
このようなドレンによるトラブルを防ぐための機器として市販されているものとしてフィルター式のエアフィルターと冷却結露式のエAードライヤーなどの圧縮空気清浄化機器がある。
当社開発の圧縮空気清浄器「WELLAIR」は、エアー配管の末端に設置し独自の特殊衝突分離方式によりドレンを完全に分離除去するものである。また。従来品のようにフィルターやフロンガス・電機乾燥剤などを使用しないため、メンテナンスが不要となっている。

④開発のねらい
当社は昭和49年にエアーコンプレッサ・空圧機器のメンテナンス・販売を主業務として創業した。エアーに含まれるドレンの問題が大きいことを知りエアーフィルターやフロンガスによる冷凍式・エアードライヤーなどを販売してゆくが、性能面でのユーザーの不満に直面した。
エアーフィルターを設置した場合フィルター本体に水分が付着し飽和状態になると水分が流出してしまい、ゴミ等が付着すると目詰まりをおこしエアーの圧力が大幅に低下してしまうなどのトラブルが多発している。それを防ぐためにはフィルター本体の定期的(半年〜1年)な交換が必要となるが、工場内には各機械1台ごとにフィルターが設置してあるので数量は多量なものとなり実際の定期交換は不可能なものとなっている。
またエアードライヤーを設置する場合では、設置場所がエアー源であるコンプレッサのそばとなるため、ドライヤー後のエアー配管が工場内をめぐり長距離となる。そのため配管内での温度変化などによる自然な結露により水分が発生しトラブルがおきている。
以上のようなユーザーの不満を解決するには、従来のようにフィルター・フロンガス・電機・乾燥剤などを使わずにドレンを分離除去できるものが必要と考えたのが開発の動機となっている。