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企業情報

会社名 有限会社長友流体機械研究所
代表者名 長友 邦泰
所在地 〒8180062 
福岡県筑紫野市針摺603‐94
URL http://www.pluto.dti.ne.jp/~nfl
メールアドレス nfl@pluto.dti.ne.jp

登壇内容

タイトル 新型精密位置決め用(電気—油圧ハイブリッドサーボモータ)の開発と
登壇日 2000.11.21
事業区分 新製造技術(省力化含む)
目的 資金調達 / 販路拡大
キャッチフレーズ 同電力でACサーボモータの6倍のトルク2倍の回転速を実現し、更に現状の実質的限界である15kWを超える大容量型を容易に可能とした(新
事業概要 平成2年に実施した機械−油圧複合変速機・(油空圧学会技術開発賞受賞)を基礎として「差動油圧モータ」、「複合モードモータ」に発展し、既に自動車メーカで車両用としての開発が続行されている。 今回提案する「電気−油圧ハイブリッドサーボモータに関する事業」は当社で10年の開発成果を集大成したものであり、開発に着手している新型サーボモータは同一電力(トルク×回転速度)で既存のACサーボモータに対しトルクで6倍以上、速度で2倍以上の圧倒的に広い動作範囲を有している。 この電気と油圧の複合による新型サーボモータは(ACサーボモータ)の弱点である(低速−重荷重)×(高速−軽荷重)型の産業機械であるプレス、射出成形機、荷役機械等の自動化用として、また実質15kWの小型に限定されている現状製品の限界を超えた大容量型の商品化を行うと共に、製造、販売を行い得る企業と業務提携し、従来から実施の技術供与から一歩踏み出した生産、販売に関与する商品化を実施する。
新規性 ①製品の概要  図2に(ACサーボモータ)と同一電力の(電気—油圧ハイブリッドサーボモータ)の(トルク×回転速)特性の比較を示す。 ACサーボモータのトルクは速度に対しほぼ一定なのに対し、(電気—油圧ハイブリッドサーボモータ)の特性は一定馬力曲線上にあり(トルクで6倍)、(速度で2倍)で広い運転領域を有し、トルク・速度あたりの価格競争力は強大なものとなる。

②既存製品の問題点  (ACサーボモータ)を自動車に例えればエンジン直結駆動と同じで変速機なしの生身の特性となり、常に(トップギア)か(ローギア)のままでいるのと同じ特性となる。  

③何故高トルクが可能なのか  (電気—油圧ハイブリッドサーボモータ)は自動車に例えれば無段変速のCVT変速機をエンジンが備えている訳で図2のように広範な動作領域で使用可能となる。

④何故高速駆動が可能か  低速域1/3速以下では純(油圧モータモード)で動作し高トルクが可能、中高速域1/3速以上では(電気+油圧の動力複合)の(加算)モードで動作、高効率高速が可能となる。

⑤何故効率が高いのか  電動機は最大トルク=最大電流、低速高トルクでは効率は極端に低下。 本機は瘻ャ域で(減速比無限大の油圧モータモード)で低損失、高速では直接機械動力比が高く損失が少ない。