タイトル |
知的財産権保護のためのメーカーブランド保証システム |
登壇日 |
2002.12.18 |
事業区分 |
ビジネス支援 |
目的 |
資金調達 / 販路拡大 |
キャッチフレーズ |
消費者に安心を与え、メーカーブランドを完璧に守る。 |
事業概要 |
「商品保証システム」を基盤とする、主として国内外の高級ブランドメーカーや輸入代理店向けの、販売商品の認証サービス事業。販売商品に十数桁のランダムな番号を付して流通ルートに乗せ、同時にネット上に設けた「商品保証専用サイト」に商品の照会情報とともにこの番号を登録します。消費者は商品購入時あるいは購入後、携帯電話やインターネットを利用してこのサイトに接続し、この番号を照合します。正しく照合できれば、ブランドの認証と商品の照会情報を受け取ることができ、これによって消費者は購入商品が本物であることを確認できます。また、販売店や流通過程のどこからでも商品の照会は可能で、偽ブランド品などの違法商品の混入は完璧に防止でき、メーカーや輸入代理店の利益を守ります。この事業は、この「商品保証システム」の販売とともに、専用サイトの運用により収益を上げることを目的としますが、知的財産権の保護に資するという大きな社会的意義も有します。 |
新規性 |
ブランド品のコピー防止のため超小型のチップ等が研究されていますが、人工物は必ず模倣され、また、精巧になればなるほど識別コストがかかるとともに識別行為から肝心の消費者が疎外されていきます。たとえ高度な識別技術があったとしても、最終段階で消費者のチェックがかからなければ悪意の販売者には対抗する術がなく、コピー商品は野放しになります。このシステムはシールやタグと携帯電話という手軽なアイテムのみによって構成されていることから消費者の誰もが利用でき、メーカーも製造工程の変更や識別機器等の設備投資は必要とせず、即時、低廉な導入が可能です。また、認証シール自体のコピー防止などさまざまな工夫が凝らされており、ランダム番号の偶然の一致という極めて稀なケースを除いて、メーカーのブランドは完璧に保護されます。 |