タイトル |
BT菌を活用した複合型生物的防除剤の研究開発 |
登壇日 |
2005.03.18 |
事業区分 |
バイオテクノロジー |
目的 |
販路拡大 |
キャッチフレーズ |
微生物資材による環境保全型農業・有機農業の推進、地力の回復 |
事業概要 |
弊社は昭和48年より微生物資材の研究開発に着手、昭和52年、土壌改良材「エヌケイ−52」の製造販売を開始(昭和61年・特許取得)、現在、売上約1億円を達成している。また、堆肥化促進材、生ゴミ処理剤等も商品化している。さらにバイオ事業の拡大を目的に産学官の共同研究を実施、新たな微生物資材の製品化も進めている。21世紀の地球環境浄化の世界的な取組みの中で有機農業の推進による健全な営農・地力増強等、微生物を活用した環境保全型農業の構築が弊社の基本理念である。 |
新規性 |
平成14・15年度の「福岡県バイオベンチャー等育成事業」において弊社を受託研究企業として九州大学大学院農学研究院(九大)と福岡県工業技術センター生物食品研究所(生食研)と標記テーマの産学官共同研究を実施した(現在、産炭地域振興事業受託研究として継続中)。目的は環境保全型農業資材の開発である。即ち九大と生食研が保有している約3千株のBacillus thuringiensis(BT菌)ライブラリーの中から抗菌活性試験により特定の作物病害を抑制するBT菌をスクリーニングし、ポット試験・圃場試験でその効果を実際に確認し、生物的防除効果を持つ土壌改良材として製品化する。しかも単品で複数の作物病害に抑制効果を持つ複合型抗菌性土壌改良材を目標としている。標記事業受託研究でジャガイモそうか病に抑制効果を持つ有効BT菌のスクリーニングに成功、「ジャガイモそうか病抑制材(商品名未定)」として本年10月の商品化を目指して現在最終的な現場圃場試験を実施している。 |