タイトル |
生体分子を標識可能な新規蛍光試薬の開発 |
登壇日 |
2006.01.27 |
事業区分 |
バイオテクノロジー |
目的 |
販路拡大 / 業務提携 |
キャッチフレーズ |
世界初の特性を有する、生体分子を標識可能な新規蛍光試薬の開発と世界市場への参入 |
事業概要 |
バイオケミストリーの分野で用いられている蛍光標識試薬は、米国企業によって開発されたものである。現在、この色素はDNA、タンパクなど生体分子の研究を行う上で重要な蛍光標識試薬であり、これに代わる蛍光試薬は存在しない。その理由は、蛍光強度が強いことにある。今回、この試薬に代わる蛍光標識試薬の開発を行っており、新しい分子構造を有するいくつかの試薬は完成し、商品化間近である。 |
新規性 |
これまでの検討では、DNAマイクロアレイは湿潤状態を保ちながら観測しなければならない。乾燥すると蛍光色素が消光するためである。しかし、新規標識色素によって標識されたDNAは、マイクロアレイ検討により、乾燥状態でも観測可能だと分かった。これより、これまでにない、ドライアッセイ(乾燥させた状態で検出する手法)が確立可能だと考えている。また、タンパク標識においては、例えば、電気泳動法による分割では、湿潤状態で定量作業を行わなければならない。何故なら従来の色素は乾燥してしまうと蛍光が消光してしまうことにある。しかし、湿潤状態では定量値に大きな誤差が出ることから問題視されているのが現状である。本蛍光試薬は、固体状態でも蛍光を示し、高い安定性を有していることからこれらの問題点を全て解決可能である。 |